DETAIL
TAILOR SERIES
テーラード職人による立体縫製は
明治時代に遡ります
舶来よりスーツが入ってきて
今まで着物の平面的な衣服から立体的な衣服を着るようになり
ジャケットは男性の正装として定着し、
それが現在のベースとなりました
海外で培われたビスポークは日本の手先が器用で堅実な戦後の若き働き手によって
日本独特の立体縫製として根付きましたが、家内制手工業により
次世代には受け継がれず、現在の職人は60,70代となり失われつつあります
そして現在では仕立てのスーツは
洋服を愛する男性の楽しみとなっています
でもそもそも身体は女性の方が立体的
それなのに立体縫製の衣服を着ているのは男性がほどんど
私の周りでも立体縫製を知っている女性はほとんどいません
ならば私がテーラードの仕立てをお客様にお伝えしたいと
Art de V.を始めました
前置きが長くなりましたが、
定番の形のバルカラーコート
裏付きで保温性も高く、大人の新しい定番としてお手元においてほしい一枚
張りのある素材ですが立体的な縫いで腕が前に振ってあるので
袖を通した時にすっと体に馴染みます
そして着ていく程に張りのあるコットンが少しずつ馴染んで柔らかくなり、
ご自身の身体つきや癖、環境に合わせて寄り添っていくのです
パンツはもちろん、スカートにも、ワンピースにだって合わせやすいので
出かけにコートどうしよう!と迷いません
こんなに便利で優れもの、仕立てもいいのですが
お店やオンラインでは地味過ぎるみたいであまり手に取ってもらえず・・・
私の伝えられなさを反省する次第です
こういうコートは一瞬のトキメキ!というより
気付けば手に取ってしまう相棒的な存在
素材や作る過程、モノの背景を知って道具を選ぶ方が増えてきたからこそ、
テーラードシリーズも道具の様に使って頂きたい
日常の衣服として生活の傍らにあり、
毎日の衣服としてお手に取って頂けますように
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ぼくのおじさん
おじさんはこわい
おじさんは髪の毛がボサボサ
おじさんはいつも寝ている
おじさんはお酒とたばこばかり飲んでいる
でも出掛ける時にかっこいいコートを羽織る
するとみちがえたかのようにカッコ良くなる
ぼくのおじさん
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36サイズ 38サイズ
身幅 115cm 身幅 117cm
着丈 93cm 着丈 95cm
表地 70%cotton 30%linen
裏地 100%cotton
(裏地は無地)
model fitting:167cm 38size
olive 36 完売
在庫の少ないものは注文いただいても店頭で売れた場合はご準備できない可能性があります
あらかじめご了承くださいませ